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鍛治職人の手

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御年、84才になられる
鍛治職人、阿久根 丈夫さんの手です。
阿久根さんの手は70年、包丁と鎌をつくり続けてきました、
写真ではわかりにくいですが大きな大きな手です(´・ω・`)
加世田鍛治・・・昔々、薩摩藩の政策で加世田の下級武士の方々の職業としてはじまり、昭和初期までは二百軒ほどありましたが現在は阿久根さんの宗印(家により印が違い、何処の誰が作ったモノかすぐに、わかったそうです)が1軒です。
加世田鍛治の包丁と鎌は伝統工芸特産品でありながらも、特殊な刃の入りと焼きにより切れ味も抜群で柄を取り替える技術も確かだったコトから鹿児島を中心に全国で愛されてきた道具です。。。

阿久根丈夫さん宗印の包丁、あとどれだけ作って頂けるのか・・・いままで作っていただいた包丁、くるす屋でも密かに販売しております(´・ω・`)

☆包丁 大 ¥2500
     小 ¥2300


不肖くるす屋父、阿久根丈夫さんのいちばん弟子ですが、
手習いが遅すぎて「売り物になる包丁、鎌」を作れない弟子です(´・ω・`)
悟りの早い父は、『志耕庵』にて次の担い手育成に励んでおります。。。
阿久根丈夫さん曰く
「あたいがつくっうちはつくっ、つくれんごなっても、みっこっはできっ」(私が作れるうちは作ります、作れなくなっても、弟子たちの作ったモノが加世田鍛治の名に相応しいモノか見極めるコトはできます)
もうそろそろ担い手の方々も阿久根さん監修のもと
加世田鍛治を名乗り販売できる日が近いのかもしれません・・・

※宗印はあくまでも阿久根丈夫さん作です(´・ω・`)
by kurusuya333 | 2010-08-26 00:07 | 創るひとびと

土の温もりを日々の「たのしい」「おいしい」「やさしい」にそっと添わせてください。 南さつま市加世田武田18277-1       


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